死因3位、口の細菌で誤嚥性肺炎!
日本人の死因で上位3つの病気といえば、がん、心疾患、脳血管疾患でした。
それが、2011(平成23)年からは肺炎が第3位に急浮上しずっと3位です。
肺炎が増えている最大の理由は、高齢者の増加です。
ガンや血液疾患は若年層でも起こりますが、肺炎が原因で亡くなる人は65歳以上の高齢者が圧倒的多数。
高齢者の肺炎の多くは、誤嚥性肺炎だといわれています。
誤嚥とは、口の中の唾液や食べ物、飲み物、痰などが食道ではなく気管に入り込んでしまうこと。
誤嚥で肺に入り込んだ細菌によって引き起こされるのが誤嚥性肺炎です。
高齢者に起こりやすいその原因菌の中には、歯周病菌も数多く検出されています。歯周病と肺炎は、密接につながっているのです。
ですから、「最近、むせることが増えた」などという場合は、要注意です。
また口の中の細菌が増えないよう、毎日の歯ブラシと、定期的な検診はしっかり受けましょう。